MakerFaireTokyo2014に”specimens”、”Dollies Come True”、”PadFrame”を出展しました。

specimensは、126種類の様々な材に切断、彫刻を施すことで、レーザーカッターの可能性を模索する試みです。それぞれの材に適したパラメータを見つけ出し、レーザー加工を施しました。ピースを持ち上げることでその材の詳細情報がディスプレイに表示されます。彫刻ではamana imagesのストックムービーを１フレームごとにピースに刻み込み、コマドリ・アニメーションを制作しました。

PadFrameは、 少し古くなり使い道に困っているiPadを部屋に馴染むフォトフレームとして、再び利用出来るようにしました。デバイスとしては十分な機能（wi-fiやディスプレイ）を持ちながらも、時代の流れで使わなくなったiPadと、写真の額縁のような木製のフレーム、iOSアプリを組み合わせて、一目ではiPadと判らない、デジタルフォトフレームを制作しています。

Dollies Come Trueは市販の部品とレーザーカッターを用いて作る、電動スライダードリー制作キットです。スライダードリーとは撮影機材の１つで、視点移動をしながらブレの無い安定した撮影を可能にするアイテムです。使い方次第で多彩な映像表現が実現できる魅力的なものですが、市販のドリーは高価なものが多く、なかなか手が出せない代物です。ドリー制作を通じて、電子工作やデジタル工作機械の使い方を学び、日頃の撮影にお役立ていだだけます。

※DolliesComeTrue_Beta.zipは、ドリーの制作データ一式です。 作り方などはオープンソース化しているので以下のURLからダウンロード可能です。 http://www.thingiverse.com/thing:725639